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避妊効果だけじゃない!ピルの驚くべき効果とは?

2019年12月22日
カプセルと葉

ピルは一般的に避妊薬のイメージを持っている方が多いようですが、実際には避妊以外の効果もあります。医療の世界では避妊以外の目的で処方箋されることも多く、特に医療の先進国ではあらゆる治療薬・予防薬として用いられています。

どのような効果があるのかと言えば、生理痛の緩和・生理不順・ニキビの改善、生理周期のコントロール、卵巣がん・子宮体がんの予防などがあります。ピルの主成分はエストロゲンや黄体ホルモンといった女性ホルモンですので、効果は女性特有の機能に関係したものになります。しかし、いずれも要素も改善・予防することで生活に有益さが生じるものばかりと言えます。

まず、生理痛は女性の生活にとって大変不快なものとなり得ます。個人で程度は異なりますが、重い場合には仕事や日常生活に支障をきたすケースがほとんどです。この生理痛には、子宮内膜に多く含まれるプロスタグランジンと呼ばれる物質が関係しています。この物質は、月経時に子宮内膜を経血として外に押し出す働きをします。

排卵から月経に至るまでの間で必要になる存在ですが、分泌が過剰になると子宮筋を強く収縮させたり、血中に入り込んで痛みの物質を増殖させる原因になります。子宮筋の収縮と血中の痛み物質は、どちらも生理痛に結び付くものです。

ピルには女性ホルモンが主成分として配合されていますが、これを外部から取り入れることで周期に伴う体内変動が起きなくなります。すると妊娠のために子宮内膜を増殖させる機能も抑制されるため、同時にプロスタグランジン産生も減少します。その結果、月経痛が軽減するという仕組みです。

生理不順は、外部から女性ホルモンを補うことで体内で起きる不足や過剰(ホルモンバランスの乱れ)を抑制することにより実現されます。ニキビは男性ホルモンの影響を受けて生じると言われているため、女性ホルモンを取り入れてバランスを保つことで発生率を低下させます。

生理周期のコントロールは、排卵を抑える作用によって成し得るものです。月経および生理は、妊娠のために排卵によって厚みを増す形で蓄積された子宮内膜を血液と共に経血として体外に排出する機能ですので、排卵機能を抑制すれば月経は来ませんし妊娠もできません。

服用なタイミングを工夫すれば、こういった作用を利用して月経日をズラすことができます。早めることも、遅くすることも可能です。この効果により、仕事をする女性やアスリートの女性は活動がしやすくなりました。もちろん一時的な効果として活用するのが望ましく、永遠に来ないよう遅くし続けることは健康問題的に不可とされます。

卵巣がんと子宮体がんについては、継続服用期間が長いほど発症率を抑えることが分かっています。子宮筋腫は少し大きくなると報告されているが、それにより生理痛などが悪化することはありません。少し大きくなった子宮筋腫によってピルの作用が阻害されることはなく、きちんと作用して軽減・緩和の傾向が見られます。

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